ブーブーいってる結衣さんの手をどさくさに紛れて掴んだ。


ほっそいな…。






やべ、俺今絶対きもい(笑)



自転車で来たのだって、




大宮「優希ちゃんは、水曜日絶対買い物して帰るから、自転車だと、楽だろうなぁー…」




昨日、何故か大きい独り言を言ってた。


もう、初日から、勘づかれてたのか…。



それに従った、俺も俺だけど…。



でも、おかげで、一緒に歩けてる。
こんな日が来るなんて思いもしなかったし。




優希「あおくん?雑貨とか服とかも見たいから遅くなるよ?いいの?」



男なんて、付き合わせときゃーいいのに、そーゆーとこ、ムカつくくらい好きですよ。




青葉「大丈夫です。一人暮らしなので時間は」


優希「えぇ!?高校生なのに一人暮らし!?すごいねぇ。」



感心したのか「うんうん」なんていいながら、歩いてる。


俺より子供みたい(笑)



それから他愛もない話をして、ショッピングセンターに到着。




優希「うひょー!やっぱり広い!!」


毎週来てるくせに、大喜びして、くるくる回ってる。



青葉「走ると転びますよー。」

優希「そんな子供じゃないもん!!」



全く大学生には見えないほどのはしゃぎっぷり。









オシャレな洋服店に入ると、真面目にスカートやらワンピースやらを選んでた。


優希「うーん、どっちの方がいいかなぁ…」



カーディガン付きの黄色い花柄のワンピースとボーダーで七分袖のトップスとレースのスカートのセットで悩んでる。



青葉「俺は断然、こっちですけどね。」



花柄のワンピースを優希さんの前に持っていった。