私には、三つ年上の兄がいる。
兄はいつでも優秀で、何をやっても常に完璧な人だ。
秀でた才能の一つもない私は、家族の中でガラクタ扱い。
あってもなくても変わらない。いてもいなくても変わらない。という意味だろう。
私が小学校を入学した頃、兄は小学4年生になった。
そして、兄は吹奏楽部に入った。
私の学校では、一年生からの入部はできなかった。
とは言え、6歳7歳児の子供が、楽器を吹くと言ったらなかなかあり得ない話だとは思う。
しかし、だ。
私は翌年、小学二年生で吹奏楽部に入部することにした。
決めた理由はと言うと、ほんの対抗心だった。
兄に勝ちたい。
家族に認めてもらいたい。
出来ることを証明したい。と。
それ一心に入ったのだ。
もともと、音楽はすきだし、我ながら音感はいい自信があった。
自分なら出来るという強い対抗心と、知らない人とやれるかというほんの少しの不安。
兄はいつでも優秀で、何をやっても常に完璧な人だ。
秀でた才能の一つもない私は、家族の中でガラクタ扱い。
あってもなくても変わらない。いてもいなくても変わらない。という意味だろう。
私が小学校を入学した頃、兄は小学4年生になった。
そして、兄は吹奏楽部に入った。
私の学校では、一年生からの入部はできなかった。
とは言え、6歳7歳児の子供が、楽器を吹くと言ったらなかなかあり得ない話だとは思う。
しかし、だ。
私は翌年、小学二年生で吹奏楽部に入部することにした。
決めた理由はと言うと、ほんの対抗心だった。
兄に勝ちたい。
家族に認めてもらいたい。
出来ることを証明したい。と。
それ一心に入ったのだ。
もともと、音楽はすきだし、我ながら音感はいい自信があった。
自分なら出来るという強い対抗心と、知らない人とやれるかというほんの少しの不安。


