俺がそう言うと藤堂さんはすぐさま顔をあげた。 「ほ、本当か?じゃ、頼んだぜ!」 藤堂さんは来た時と同じように勢いよく立ち上がって部屋を出て行った。 その後を呆れたように原田さんと永倉さんが追いかける。 俺も鈴を連れ戻すために藤堂さんの部屋へと向かった。