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朝起きたら目の前に山崎さんの顔があってびっくりした。



「……っ!」



思わずあたしは布団に潜ってしまう。



え、どうして山崎さんが?



あたしが布団の中で動いていたら山崎さんが起きてしまったみたい。



「…ん、鈴。」



「は、はい。」



あたしは呼ばれたので布団の中から出て布団の上に座った。



「傷はまだ痛むか?」



「少しだけ。」



「そうか。なら、包帯を変えようか。」



そのあとあたしは山崎さんに手当てをしてもらった。



山崎さん、寝起きなのにすぐに起きれるのですね。



あたしは手当てをしてもらってる最中、そう思った。



「俺は朝餉を持ってくるから。」



「はい。」



そう言ってまた山崎さんは部屋から出て行く。



残されたあたしはなんだか心細く感じた。



あたしはやることがないため布団を片付けることにした。



チリン



片付け終わった後鈴の音が聞こえた。



「あの髪飾り…」



あたしあのまま山崎さんから奪ったままだけどもらってもいいのかな…?



山崎さんに聞いてみましょうか



それにしても、やっぱり変な柄です