部屋に戻り俺は鈴を見た。
「スースー…」
良かった
大人しく寝てるみたいだ。
俺は隅の壁に寄りかかり、目を閉じ寝た
が、
いつ鈴が魘されるかと思うと寝れない。
「……はぁ。」
出会ったのは昨日なのに何故こんなにこいつのことが気になるんだ?
分からない。
「うっ…」
「…!」
「…スー。」
なんだ、寝返りを打っただけか。
もう一度鈴が眠ったのを確認すると目を閉じる。
「……あーあ。眠れへんわ。」
俺は鈴と遠く離れた隅に行き座り込み目を瞑った。
が、寝れない。
今度は落ち着かなくてソワソワしてしまう。
「…しゃーないな。堪忍せぇよ。」
布団に入らず、鈴のとなりに寝転んだ。
そしたら不思議と安心をしている俺がいた。



