俺は畳の上に女を寝かし自室へと薬とかを取りに向かった。
新選組に入る前に大坂で医療を学んで来たから俺はこういう手当てとかを任されてる。
持ってきた包帯と薬と手拭いと俺の着流し、途中井戸で汲んできた水を持った。
俺は女の服を脱がせた。
「すまん…」
俺は女の綺麗な白い肌に水を含んだ手拭いで拭う
そのあと傷口に薬を塗り包帯を巻き、着流しを着させた。
俺がこいつの体とか触っているのに女は全く目を覚まさない。
その時部屋の外が騒がしかった。
「ふわぁぁ。ねみぃ。」
「我慢だ平助。俺だって眠いんだぞ。」
「珍しく永倉はいい事言うじゃないか。」
「なんだと斎藤。俺はいつもいい事言ってるぜ。」
「はいはい。新八もいちいちつっかからない」
「てめぇら、うるせぇぞ。静かに俺の部屋にいかねぇか。」
「鬼副長さんもうるさいですよー。」
「おまっ、総司は寝とけ。まだ風邪が引いてるんだろ?ここんところ、変な咳ばっかりしてるしよ。」



