「…同じ事言えますか?」



鈴はそう言うとプツリと意識がなくなった。



俺は咄嗟に鈴を受け止めた



「なんでそないなこと言うん。」



やっぱり俺は鈴のことが気になって引き返してよかった。



鈴は壊れたように叫び出した。



そんな鈴を見るのが嫌で咄嗟に抱きついた。



けど、鈴は物凄い勢いで俺から離れようとした。



それでも抱きしめた。



やっと落ち着いたと思えば辛そうな顔で俺を見るし、前とは違う雰囲気で意味わからん事言いよるし。



今だって寝ているのに、泣きそうで辛そうな顔してる。



「頼むから、そないな顔せんといてや。鈴は笑っていたらええんや。」