会いたい。




庭に出て鈴がいつもいる木のところに行った



案の定鈴は木のそばに立っていた。


鈴は黙ってただ月を見上げていた。



「……っ。」



月を見上げる鈴はとても苦しそうで、今にも泣きそうな顔をしてて胸が締め付けられた。



見たくない、



見たくない、あんな顔した鈴。



近くに行って部屋へと戻らせたかった



けど、俺には今の鈴に話しかけることなんか出来なくて、1人俺は部屋へと踵を返した。