「…山崎。」
「はい。」
「説明できるか?」
「もちろんです。
多分鈴は迷子になったところ、たちの悪い連中に拉致られたんだと思います。」
鈴が拉致られたのは間違いないと思う。
微かだが手首に縄の後ができてたから。
「そうか。で、鈴のあの傷と返り血はどうなんだ?山崎知ってるのか?」
「駆けつけた時にはもう鈴は傷だらけで返り血がついてました。
…それで分かるのは鈴はあの拉致られた連中を斬ったのでしょう。」
副長の目がみるみるうちに大きくなる。
けど、そんなの一瞬だった。
まるで知ってたのように直ぐ落ち着きを取り戻した。
「成る程な。まさかとは思ったが鈴は人を斬っていたんだな。」



