会いたい。


目の前には燃えている小屋。



殆ど燃えていて今にも崩れそうだ。



俺は懐に入っていた手ぬぐいで口を多い中へと入って行った。










中に入るとあたりは炎に包まれていた



「なんだ、この死体は…」



あたりに無様に斬り殺されていた死体があった。



どうやらその中に鈴はいないみたいだ。



少し中に進むと啜り泣く声が聞こえた。



「会いたいです…。会いたいよぉ…」



この声は鈴か?



よく奥を見てみると涙で顔がぐしゃぐしゃの鈴がいた。



鈴が見つかってホッとしたのも束の間、次の瞬間鈴は倒れこんだ。



「鈴っ!!!」



俺は駆け寄り鈴を抱き上げた。



「鈴っ!」



「………スー。」



よかった気を失っているだけか。



俺は鈴を連れて急いで小屋から出た。






俺が小屋から出たと同時に小屋は崩れ落ちた。



間一髪か…



「…鈴、心配したんやからな。」



俺は気を失ってる鈴に話しかけた。



…なんや、鈴の格好は。



鈴は凄い傷だらけで血が滲んでいた。



それと返り血であろう血がたくさんべっとりとついてた。



俺は軽くほうけているとさっきの狼が沢山の狼を引き連れて来た。



「またやったんか…」



先程の狼は鈴を見てそう呟いた。



「また、やった?どういうことだ!」



俺が大きな声を出したから、周りの狼は怯えて一歩皆下がった。



「そう熱くなるな。先に火を消すことが先じゃ。」



どこからか現れた籟は翼を一回はためかすと、火は消えた。



「お前らは一体何者だ!」



「見ての通り鷹と狼じゃ。」



「では、何故話せたり普通ではないんだ?」



「全く聞きたがりやの人間じゃな。こやつら狼らは全く普通の狼じゃ。わしが話せるようにしたまでじゃ。」