会いたい。


あ、この縄ほどける。



あたしはあの人が来てからこの縄を解こうと、考えた。






_________
_____



どのくらい待っただろう。



部屋に夕陽が差し込んで、朱色の明かりに染まっていた。



…きっと、助けて来てくれます。



「ふわぁぁ。頭、この娘どうします?」



頭と呼ばれた男はあたしの刀を差していた。



「ヤるか?」



頭のその言葉に男たちは興奮し始める



そしてジリジリとあたしに近づいてくる男達。



「いやぁぁぁ……むぐぐ。」



叫んだら1人に口を抑えられた。



けど、あたしはその手を噛んだ。



「いっだ!」



その男が離れたうちにあたしは手首の縄を解き立ち上がった。



素早くさっき男が落とした刀を拾い、鞘から抜いた。



けど、その刀は錆びていて使い物にならなかった。



あたしがその刀に気を取られていたら、いつの間にか男たちに囲まれている状況となった。



「女だからって容赦しねぇぞ。俺の刀は誰より錆びているからな。それで人なんぞ斬れねぇよ…っと!」



「うっ…!」



刀で斬られると思ったら、お腹を蹴られた。



「まだ、やるのか?諦めろ。どうせ助けに来やしねぇよ。」



「助けに来ます!いつだって、あの人はあたしを助けてくれた!!絶対助けに来てくれます!それまであたしはやるべきことをします!」


あたしは偶然にも近くにあった火鉢で火を起こす。



火が起こったら燃えやすい物に近づけた。



すると瞬く間に燃え上がった。



「なっ!燃やしやがった!逃げるぞ!」



頭たちは刀を収め、ここから出ようとする。