あ、この縄ほどける。
あたしはあの人が来てからこの縄を解こうと、考えた。
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どのくらい待っただろう。
部屋に夕陽が差し込んで、朱色の明かりに染まっていた。
…きっと、助けて来てくれます。
「ふわぁぁ。頭、この娘どうします?」
頭と呼ばれた男はあたしの刀を差していた。
「ヤるか?」
頭のその言葉に男たちは興奮し始める
そしてジリジリとあたしに近づいてくる男達。
「いやぁぁぁ……むぐぐ。」
叫んだら1人に口を抑えられた。
けど、あたしはその手を噛んだ。
「いっだ!」
その男が離れたうちにあたしは手首の縄を解き立ち上がった。
素早くさっき男が落とした刀を拾い、鞘から抜いた。
けど、その刀は錆びていて使い物にならなかった。
あたしがその刀に気を取られていたら、いつの間にか男たちに囲まれている状況となった。
「女だからって容赦しねぇぞ。俺の刀は誰より錆びているからな。それで人なんぞ斬れねぇよ…っと!」
「うっ…!」
刀で斬られると思ったら、お腹を蹴られた。
「まだ、やるのか?諦めろ。どうせ助けに来やしねぇよ。」
「助けに来ます!いつだって、あの人はあたしを助けてくれた!!絶対助けに来てくれます!それまであたしはやるべきことをします!」
あたしは偶然にも近くにあった火鉢で火を起こす。
火が起こったら燃えやすい物に近づけた。
すると瞬く間に燃え上がった。
「なっ!燃やしやがった!逃げるぞ!」
頭たちは刀を収め、ここから出ようとする。



