「あれ?ここ、甘味処ですか?」
男の人に連れられたのは古い小さな家みたいだった。
「いいから、はいりぃや。」
ドンッと1人の男があたしを突き飛ばした。
「きゃあ!」
いきなりだったため、あたしは何かにつまづき体制を崩してしまって派手に転んでしまった。
「いたた…」
少し手首の方を擦ってしまった。
「ほーら、嬢ちゃん。甘味だぞー。」
その言葉を合図に2人の男があたしを縄で縛った。
あっと言う間だったため抵抗かできなかった。
「え?」
「悪りぃな、嬢ちゃん。俺ら金が欲しいんですわ。」
そう言ってあたしの懐を探った。
「いや!やめて下さい!」
いくら大声出してもやめてくれない。
「お、あった!」
男の1人は土方さんにもらった20文が入ってる入れ物を見つけた。