「鈴が大変なんじゃ。」
「は?」
「どうやら、鈴は捕らわれてしまったようじゃ。」
いきなりのことで俺は頭がついて行けれんかった。
「は?え、ちょっと、何や。」
「信じるか信じないかはお主次第じゃ。鈴はたちの悪い連中に拉致られた様子じゃ。」
「…場所はどこや?」
「ふっ、信じるんじゃな。いいだろう。場所は京の町の外れの近くにある、森。その森入ってすぐ近くにある小屋におる。」
「なんでお前が助けに行かないんだ?そこまで知っているのに」
「わしら動物は人間に立ち向かうことはできぬ。そして、これもまた運命なのじゃ。」
そう言って籟は飛んで行った。



