「小さい火なら大丈夫だって!」
平助くんがそういった時、あたしたちの後ろから殺気があるように思った。
気のせいだよね…
「こんな所で何してるんだ?」
き、気のせいなんかじゃないです。
だって、後ろを振り向いたら土方さんがあたしたちを睨んでました。
「ひ、ひひ土方さん?!な、なんもしてねぇ!」
「しんぱっつあんの言う通りだぜ!ただ、左之さんが1人で厠に行けれないからって!」
平助くんと永倉さんは言い訳するのに凄い必死。
永倉さんに限っては、十分怪しまれてる
「あれ?左之さん?」
「あー!左之がいねぇー!」
気付けば原田さんは一人で逃げてた。
「俺には、小さい火なら大丈夫
っていうのが聞こえたんたが?」
「……。」
「……」
「あっ!待ちやがれ!」
暫くの沈黙の後永倉さんと平助くんは隙を見て逃げた。
残るあたしと土方さん。
「ったく。逃げ足が早いもんだ。」
頭をかきながら溜息をつく土方さん。
それの様子をあたしは眺める。
「ん?どうした?」
「土方さんってかっこいいんですね。」
「………っな!」
「え?」
驚いた土方さんはほんのり顔が赤かった。



