あたしの簪に付いてる鈴が可愛らしく鳴る
「付けたで。」
「何時もありがとうございます。」
「なんや、いきなり改まって。」
「なんとなくです。では、行ってきますね。」
あたしは立ち上がり部屋を出ようとした
「鈴。」
けど山崎さんに呼ばれたから、開けるのをやめて振り向いた。
「なんですか?」
「え、いや。まぁ、あの…。ほ、他の隊士に見つからんようにな。」
「もちろんです。」
あたしはそれだけいうと草履を手に持ち、部屋から出た。
「わぁ…!」
部屋を出てみたら、庭にあたり一面に雪が沢山積もっていた。
持ってきた草履を履き庭に出て見た。
サクサク
真新しい雪を踏む。
なんだか雪を見ただけで走りたくなってきた。
そう体が疼いてたまらない。
「お、鈴。遅いぜ!」
「すいません、平助くん。」
「まぁまあ、いいじゃねぇか。来たんだし。な、新八。」
平助くんに続いて原田さんと永倉さんがやってくる。



