「早く帰らないと副長に怒られますよ。」
俺は三人にそう言うと斎藤さんに続いて屯所へと向かった。
屯所へと戻り、部屋に布団を敷いて鈴を寝かせた。
「スー…スー」
にしても、こいつはよく寝るな。
眠っている鈴を見て感心していた。
けど、不安が募った。
もしかしたら、またずっと寝たままなんじゃないか、と。
「鈴っ!!」
俺は鈴を揺すった。
「スー…。…っん。や、山崎さん…?」
「…起こしたな、すまへん。またずっと眠ったままになるんかと思ったんや。」
鈴と2人っきりになったんだから、俺は話し方を変えた。
「もう、2度と話せんと思うと不安になって嫌なんや。」
「え…」
俺の意思とは裏腹にまた口が動く。
話し出したら止まらない。



