________
__________
あたりが何も見えなくなるくらい暗くなるまで俺らは料亭にいた。
「ふわぁぁ」
冷たい夜風が酔いを冷ましてくれるのに丁度よかった。
俺も少し酔いが覚めた。
「平助、こんなところで寝始めるなよ」
「しないってば!!…っつつ。頭に響くぜ。山崎さん、ちょっと肩貸してくれねぇか?」
近くにいた俺に声をかけられた。
けど、俺は聞こえていないふりをした。
「無視かよ!おーい、山崎さーん!!」
「おい、平助。餓鬼じゃねえーんだから、自分であるけっての。」
「餓鬼じゃねぇよ。そういうしんぱっつあんだって、左之さんに肩貸してもらってるじゃねぇか。」
「これは、左之がやれって。」
「新八、俺のせいにするか?普通。」
「言い訳かよ!」
三人はぎゃーぎやーと騒いだ。
いつもならここで、副長が注意するのに副長は局長と二人で先々行ってしまった
「ふわぁ…」
すると隣で鈴が眠たそうに欠伸をした
「眠たいのか?」
「…少し眠たくなってきました。」
提灯の明かりで鈴の顔がよく見える。
鈴は目がトロンとたれていた。
「おんぶしてやるから、背中に乗れ。」
俺は鈴の前に屈んで背負った。
「あー!鈴だけずりぃぞ!俺もおんぶしてくれー!」



