いつくらいの頃だろう。
まだ、幼さが残るあたしがいた。
あれ?
そういえばあの人がいる。
あの人はおむすびを頬張って、頬に米粒が何粒もついている。
ふふ、可愛い…
「鈴、食べないのか?」
「え…あ。はい、食べます。」
山崎さんに話しかけられて我に帰った
目の前にある料理を一口食べた。
「美味しい…」
「もっと食え。」
「はい。頂きます。」
あたしは暫く一人でもくもくと料理を堪能していた。
自分の目の前にあるのを全て食べ終わり、湯呑みに手を付けようとしたら山崎さんに取り上げられた。
「これは酒だ。」
「お酒ですか。間違えました。」
「…飲むか?」
「いえ、やめときます。」
「だな、やめるといい。体に悪いからな。」
そう言って山崎さんは湯呑みに入っているお酒を一気に飲んだ。



