「あたしは変わるのです…!もう、何も失いたくはない!」
あたしが変わった瞬間だった。
これから記憶をまた思い出すかもしれない。
けど、今度は思い出す。
どんな記憶だって、あたしは受け入れる
あたしは1人じゃない。
何時もあたしの頭の中で響くあの人が…
先生、兄上…
少ないけどあたしは1人じゃない。
「怖くない。あたしには大切な人がいたんです。だから、だから…
…あたしをここから出して。」
ピィーーーー
風の音しか聞こえなかった野原に、鷹の鳴き声が響いた。
それと同時に強い強い風があたしに向かって吹いてきた。
意識がだんだん薄れていく中最後に、とても懐かしい声が聞こえた。
「…偉いぞ。それでこそ、我が友じゃ。」
ビュオオオオ
最後にまた強い風が吹いてあたしは意識を失った。



