それに違和感を覚えたあたしは嫌な予感がしてたまらない。
嵐の前の静けさ
その言葉がまさにぴったりだった。
何かが起こる。
何かが壊れるような感覚。
ふと、頭に浮かんだのは新撰組の皆さん
「もしかして、新撰組の皆さんに何か悪いことが起こり始めてる…?」
あたしはここから出たいとここに来てから初めて思った。
なんであの人たちのことが心配なの?
ー『もう何も失いたくはない…』
ズキン
久しぶりにおきた頭痛。
嫌だ思い出したくない…
あたしは思い出す記憶を消しながら、頭を抑えてしゃがみ込んだ。
「嫌だ嫌だ…」
あたしはここに来てから何も変わってない。
怖いまま。
…前に進まないと。
あたしは痛む頭を必死に堪え、立ち上がった。



