会いたい。


俺はやることがなくて再び布団の中に入った。



「ここにいるって、ことは誰かが運んで来てくれたんだよな…」



確かあそこの森は7番隊の見廻り範囲だったような気がする。



けど、鈴は……



「っ!鈴はどこにいるんだ?!」



俺は今気付いた鈴がいないことに。



立ち上がり部屋から出た。



「あれ?山崎さん?」



探している途中、谷さんに会った。



「そんなに急いで何処に行くんですか?」



「谷さん、鈴は何処にいるか知りません?」



「鈴ちゃん?あー、鈴ちゃんなら僕の部屋にいると思うけど…。あ、部屋に鈴木がいたね。」



鈴木さんか…。



まためんどくさい奴と鈴は同じ部屋に2人っきりなのか。



鈴木さんは無類の女好きで、ネチネチとしつこいからな。



「ちょっ!そんなに急がなくてもまだ鈴木は寝てるから大丈夫ですよ!」



後ろで谷さんの声が聞こえるがそんなことはお構いなしに谷さんの部屋へとかけて行った。





谷さんの部屋につき勢いよく障子を開けると、鈴木さんは既に起きていて鈴の上に馬乗りをしていた。



不幸中の幸いなのかよく分からないが、鈴はまだ起きていなく、眠っていた。