言えないことはなんとか副長に悟られなかった。
…いや、副長は気付いている。
俺が言えない事を知った上でわかったっと言っているのだ。
「今日は1日休んどけ。明日からはいつも通りコキ使うからな。」
そう言うと副長は部屋を出て行った。
「副長申し訳ありません。ありがとうございます。」
俺は副長がいないのに頭を下げた。
副長は鬼の副長と言われているが、根は優しい。
優し過ぎる。
俺はそんな副長だからこそ、副長の命令には従ってきた。
斎藤さんもその1人だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…