会いたい。



どうしよう。



なんか…困ります。




「藤堂さん、困ってますが。」



「いってぇっ。だからって山崎さん、叩くことはないって!」



横から山崎さんが助けてくれた。



距離が近いから自然に山崎さんの香りがする。



なんかいい匂い。



…あたしって変態でしたっけ。



「俺は山崎丞。」



「え、あ、はい。」



「さて、全員の自己紹介が終わったことだ。鈴くん、記憶が戻るまでここで暮らさないか?」



暮らす…?



そんなの



「お断りします。」



「なんでだね?」



「知らない女をおくなどどうかしております。」



何故か冷静になれる自分がいた。



「そ、そうだよな。」



明らか落ち込んでいる近藤さん。



「な、なんか、ごめんなさい…」



そんな近藤さんを見て謝ってしまう



「なら、ここにいろ。命令だ。」



「え?」



「鈴のいうことは一理ある。」