鶫は血が付いてる地面へとしゃがみ込んだ。
「鶫っ!」
俺は慌てて駆けつけた。
しゃがみこんでいるため顔は分からないが髪についてる髪飾りを見て鶫だと分かった。
確かあいつが鶫のためにあげたんだよな…。
イライラする時じゃないのにしてしまう
そう思いもう一度鶫の方を見ると俺の方を向いていた。
「鶫っ!」
久しぶりに見れたのが嬉しくて鶫を立たせる。
「…誰ですか?」
「本当に記憶がないんだな…」
あの親父の言葉は信じていたけど、どうしても疑ってしまったので信じれなかった。
すると多分近くに居たであろう男が俺と鶫の間に入ってきた。
「お前は誰だ?」
僅かな月の明かりで見えるそいつの黒い目は俺を探ろうとしていた。



