「笑うな。」
此方を向いた山崎さんの顔はやっぱり赤くて。
また笑った。
「もう、やってあげないからな。」
「…それは嫌です。山崎さんに結って貰うの好きなのですから。」
あたしは思ったことを口にすると山崎さんの動きがピタリと止まった。
「山崎さん?」
「…いや。なんでもない。」
また顔を背ける山崎さん
あたしはその顔をみようと覗こうとすると、目を塞がれた。
「わわっ!」
「…ったく。準備出来たんなら行くぞ。念のために刀を持っていけ。」
あたしの目を塞いでいた手をどかすと山崎さんは部屋から出て行った。
あたしは慌てて刀を持ち山崎さんの後を追った。



