暫くすると山崎さんはおむすびを持ってくる。
普通の味噌汁とかは食べたことあるけど、おむすびがずっと食べたい。
だから、山崎さんにお願いしていつもおむすびにしてもらってる。
「ほら。」
「ありがとうございます。」
なんだか今日は持ってくるのが早い。
「今食べないのか?」
「はい。」
「いいから、今食え。」
「でも…」
「もう、むすびは持って来ない。」
「…食べます。」
あたしは渋々おむすびを食べた。
起きたばっかりなのかあまりお腹は空いていない。
けど、言われたから…。
あたしは残さずおむすびを食べた。
「ご馳走様でした。」
「……眠たくはないだろ?」
「え、あ。はい。」
「なら、その着流しを脱げ。」
山崎さんの言っていることが理解できなくて聞き返した。
「脱ぐのですか?」
「あぁ。脱いで、前に買った着物に着替えろ。」
あ、そういう事ですね。
あたしは立ち上がり着流しを脱ごうしたら、山崎さんに止められた。



