「…クシュン」
鼻がくすぐったく感じたのでくしゃみをしたら目が覚めた。
あたりは茜色に染まっていた。
「やっと起きたか。」
「山崎さん?」
あたしは山崎さんに横抱きをされていた。
山崎さんの着流しに鼻が当たっていたから痒くなったんだ。
「歩けるか?」
「はい。」
夜が近いのかあたしはもう眠たくはなかった。
あたしは山崎さんに降ろしてもらった。
「飯は食べるか?」
「今はいいです。」
「そうか。」
それから部屋に戻るまでお互い話さないでいた。
「飯食ってくる。」
部屋に戻ると何時ものように山崎さんはご飯を食べにいった。
「はい。」
いつもあたしは思う。
なんであたしはみんなと食べれないんだろうって。
幹部っていう人たちとはもうみんなあっているし、話したこともある。
なのになんでだろう。
それを山崎さんに聞いたら
「他の隊士たちに見つからないようにするためだ。」と、言った。
「見つからないようにするため…か。」



