会いたい。






部屋から出た俺はやることがないので自室へと戻った。



「暇やな…」



俺は部屋の真ん中へ寝転がった。



こうやって寝転んだのいつぶりやろうか
ここんとこ忙しかったからな…




俺は京の町へ行った時のことを思い出した。



あの女と同じように探るなと、言った土佐訛りの男。



それに柔らかそうな店主とは裏腹に不気味な刀屋。



怪しい。



俺は直ぐそう思った。



怪し過ぎる。



…やっぱり、あの店は鈴と何か関係してる。



けど、今は行かない。



行っても無駄になるだけだ。



ピィーーー



「鷹の鳴き声か。」



珍しいなこの辺りに鷹がいるなんて。



鷹は何かを訴えるように暫く鳴いていた



何故か胸騒ぎがする。



ふと何かを感じた。