眠っている鈴を横抱きにし、部屋へと戻った。


戻る最中何度も何度も鈴は



「…会いたいです。」



と、呟いていた。




お前は誰に会いたいんだ?



俺は眠っている鈴に話しかけ布団へと眠らせた。



チリン…



鈴を布団の中へ眠らせると鈴の音が聞こえた。



「髪飾りか…」



俺は鈴が握っている髪飾りだと分かった



俺はその髪飾りに手を伸ばした。


「だ、駄目……」



鈴は髪飾りをしっかりと握り俺に渡そうとしない。



「お前のやし、誰も取らへんわ。」



俺は鈴の頭を撫でると鈴から離れたところに座りまた再び眠りについた。



今度は寝たふりではなく



本当の眠りについた…



~山崎said. End~
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