驚愕のあまり、美里は
腹の底から思いっきり、声を天空へ張り上げた。
青空を優雅に飛んでいた鳥達も。
鳴き声を上げて去っていく姿に罪悪感を感じながら
即行に辺りを見回す。
確かに、陽介以外誰も居ない…
「うっさ! ちょっ、俺、耳良いんだから・・・」
さっきの叫びで鼓膜が痛いのか。
耳を押さえながら指摘してくるが、今はどうでもいい!
心底、どうでもいい!!
「だったら、早く行かなきゃ!」
始業式は遅れたらヤバイ!
担任に怒られる!!
新学期早々に、それは真っ平ごめんだ!!!
“学校に来てるのに遅刻。”
っちゅう恥をかいて、たまるもんか!!


