青い蝶


気配を感じて前に視線を向けたら人が居た。

でも霧が完全に晴れていなくて顔まではよく見えない。
てか、もう顔見る気力も無い。




「まだらさん・・・返事する前に・・・走らないで下さい・・・」


講義しながら膝に両手を置いて、体を倒し呼吸を落ち着かせた

どれもこれもまだらさんのせいだ…
…うん。そういうことにしとこ!!



「ごめん・・・いきなりビックリしたね 」
「こういうことは慣れてるからいいんですけど・・・・
 あの……――あの子、置いてってもいいんですか?」


ちなみに”慣れ”とは、陽介の事である。

そして、”あの子”とは茶犬の事である。



「うん。大丈夫だよ。」


そう言われた後、ゆっくり顔を上げた


「・・・」


まだらの顔を見た後 黙りこんでしまった