青い蝶


「佐江島…」
陽介は落胆しながら詩織に怒った。実はここに来る前に詩織に教えてもらった。


〝私のため〟だって。私がいつも暗くならないように、
いつも陽介は、わざと他の人たちに明るく振り待っているって・・・。


でも、それだけでは本当の事なのか、自分じゃ分からないから聞いてみた。
結果がコレだ。


「――だよな・・・。お互い、もう子供じゃねぇんだよ・・・」


陽介が美里に聞こえないくらいにボソッと口にした


「?」
「いやっ・・・何でもない。」


陽介は教えてくれなかった。