「うぅ~ん・・・。」 一方、美里は目を伏せ、唸りながら考え事をしていた 普段、動かさない頭を動かして、知恵熱でも出そう。 キホン。 彼女の脳はテスト時にしか使い道ゼロ。 昔の記憶も気になるけど、さっきからなんかモヤモヤする・・・ ”昔の記憶”とは、昨日思い出した十二年前くらいの記憶だ 「美里。しっかり前見ないとこけるよ」 予断しきった、横側から声がした