これだけの人数を一言で収めちゃうなんて、カリスマ性さえ感じさせる。


書きこんでいる子たちはみんな、川上君のファンでありながら栞理のファンだ。


そう思わせるに十分な事だった。


あたしは書き込みにひと通り目を通した後、スマホを置いた。


そしてこの日あたしが亜耶にメッセージを送る事はなかったのだった。