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ご飯を食べ終え、お風呂に入って寝る準備ができてもラインに既読が付く事はなかった。


あたしは枕元でスマホを充電しながら、目を閉じた。


真っ暗な中浮かんでくるのはうつろな亜耶の顔だった。


いつもの笑顔も、力強いまなざしもない。


まるで死んだような目をしていた。


あたしは寝がえりをうち瞼にギュッと力を込めた。


亜耶……どうか無事でいて……。


そう思いあたしは眠りに落ちて行ったのだった。