「いいから、きて。話したいことがあるの!」




「はぁ?めんどい。ここで話せよ。」




あの怖〜いマジギレ凛を前にしてもブレない陸山君。




「っはぁぁぁあ?」




あーあ、ついに怒っちゃったよ、凄く。




「凛!もういいよ!大丈夫!」




慌てて止めに入る私。




それももはや意味がなく…。




「あんたねぇ、苺という彼女がいながら他の女と遊ぶって、何様なの?」




凛の言葉に対して、




「…俺が誰と遊ぼうとお前らに関係ねぇだろ。」




そう言い捨てた陸山君に私は…




「…そうだよね。関係ないよね…、ごめんね?じゃあ、楽しんできてね…。」




それだけ言って離れていった。




もう無理かもしれない。




なんでかって?




これがもう一年も続いているから。




「苺…もう別れなよ、あんなやつ。苺なら他にいい人見つかるって!」




「そうだよ…ね…。もう、潮時だよね。」




そうつぶやいて、私は過去の思い出を思い起こした。