千歳「桃井陽向という人物を知っているか」



「「「「「「「えっ?」」」」」」」



向日葵「…陽向がどうした」



きっと、このときから



千歳「ボスがお前を匿っている奴が桃井陽向だと言った。
だから、ボスが直々に桃井陽向を轢き殺せと俺の部下に命令した」



「「「「「「「!!!!????」」」」」」」



地獄のカウントダウンは始まってたんだ。



向日葵「…で?」



千歳「お前らが来る少し前だ。
知り合いなら助けたほうがいいんじゃないか」



向日葵「…ご忠告どうも。
和航、こいつ連れてけ」



和航「えっ…あ、あぁ。」



和航は言われるがまま、天津千歳を連れて出ていった。



それと同時に、星藍たちも動きだす



星藍「向日葵!あれがほんとなら…」



星藍が言い切る前に俺はプライベート用のスマホを取り出し、陽向へかける



pururururururu--



10コール以上やっても出ない、今度は琥珀へかけようと電話を切ろうとすると…



カチャ



向日葵「!陽向!」



無事か!?そういう前に電話の主の声が聴こえた



『あの…』



控えめな女の声だ。



……この時、俺は予想していた。



間に合わなかった。と



向日葵「…どちら様ですか?」



俺がそう口にしたことでここにいる星藍たちが驚く



『あぁ。すいません。この電話の持ち主の知り合いの方ですか?』



向日葵「…えぇ。そうですけど陽向は?」