桜衣「…何故ですか?
テツはここを誇りに思ってる。
それをくだらない理由で裏切る奴じゃない。

組長、どうしてテツは裏切ったんですか?
貴女は分かっているんでしょう?」



教えてください。と真剣な顔で見つめられる。



…きっと桜衣は哲也を助けたいという一心なのだろう



でも、



向日葵「それは俺が言うべきことじゃない。」



桜衣「え?」



向日葵「明日、全てがわかるんだ。
その時、真実を教えてやる」



俺が言う気が無いことがわかったのか、「わかりました。明日、よろしくお願いします。」と一礼し、会議室を出ていった



…大丈夫だ。



哲也も桜衣を親友だと、そして大切な仲間だと思っているんだから。



お前らなら…



星藍「向日葵?」



星藍に声を掛けられ、思考を停止させる



向日葵「…なんだ??」



星藍「いや、大丈夫か?」



向日葵「?
別になんともないが??」



星藍「…ならいいけど。」



…多分、俺が哲也のことで傷ついてるとでも思ったのだろう



……理由を知ってるからそんなことはないが。



向日葵「…で、明日だが、別に来てもいいし、来なくてもいい。」



「「「は?」」」



翠「基本、俺らは用事がない奴らだけで行くからな」



星藍「向日葵が居れば基本、何とかなるし。」