紫月の過去話から丁度1週間たった土曜日。



虹羽組の会議室には9人のスーツ姿の人が集まっていた。



和航「俺も呼ばれたっつーことはなんかあったのか?」



親父からは何も聞いてねぇぞ。と心底不思議そうな顔をする



そりゃあ、そうだろうな。



向日葵「何もしてきてねーしな。
報告があるだけだ」



翠「報告?」



向日葵「遊高の体育祭、最後の喧嘩でドクロの奴が混ざってた。」



「「「「「「「「っ!!??」」」」」」」」



…反応から見るに、星藍も気づいてなかったのだろう。



まぁ、少しだけだったしな



気づかなかったのも無理はない。



飛鳥「…どの位いたんだ?」



向日葵「見たところによると5人だな。
しかも、かなり下の方の奴らだ

つーか、使い捨ての奴だろうな。」



雷「…使い捨てってことはもういないのか?」



向日葵「いないだろうな
調べて見たらほんとにそれだけしかやってなかったから。」



体育祭終わってからすぐにパソコンで調べたが、情報は守られてもいなかったし。



本当に道具としてしか使ってないんだろう



星藍「…向日葵のことだ。どうせ接触したんだろ?どうだったんだ??」



…流石星藍。



何年も一緒にやって来ただけあるな



向日葵「…ドクロにいるボスもそれを予想してたんだろうな。
俺が接触した次の日には既に消されていた」