空「だから言ったろ。
もうここの奴らはお前らの過去を知っている
だから今度はお前の口で話せよ。」



!?



なんで!空が本当に時雨なら知っているでしょう!?



ここにいる全員の自由が奪われるかもしれないのに!



知華「…お兄ちゃん、もしかして私たちの自由が奪われるとか思ってないよね?」



紫月「っ!」



知華「…やっぱり。

…お兄ちゃん、馬鹿なの!?
私は!自由なんかでお兄ちゃんの重荷を背負えるならいくらでも渡すよ!!
あれだけ助けて貰っておいて私だけ何もしないなんて嫌!!
ちゃんと全部話してよ!」



…………。



神楽「紫月、僕らなんかなんの力にもならないだろうけど、そんな理由で話して貰えないのは許せない。
僕だって助けてもらった身だし、1年しか一緒にやってないけど

でも、昨日の知華の話聞いて俺は紫月のこと、もっと知りたいって思った。」



伊織「…俺らにお前の過去をお前の口から聞かせて欲しい。」



………



紫月「…これを聞いたら貴方達の自由がなくなるかも知れないんですよ、?」



彼方「元々自由なんてあと数年だろ」



紫月「一生'あいつ'の下かも知れないんですよ?ほんとにいいんですか??」



知華「いいよ」



全員を見渡しても頷いた



……俺の過去を、