ガチャッ



空「…ほぉ、全員来たのか」



午後5時ぴったり。



青星トレーニング用の家の会議室のドアがあいた



そこから入るのは空、そしてその後ろから俺が。



中には雷さん、京さん、飛鳥さん、秋良さん、彼方、凪、伊織、神楽、葉亮、陸、海、そして…知華。



俺は知華から離れたところの空の隣に座った



…………。



誰も言葉を発せず沈黙が続く



そんな沈黙を壊したのは軽い口調の空だった



空「そういや忘れてたけど、紫月。」



紫月「…なんですか」



空「俺、時雨だから」



………。



紫月「は?」



時雨??空が!?



空「…だから、お前が8歳の時に契約したのは俺ってこと。」



紫月「ちょ、は!?
容姿だって違っ!!」



空「そんなん、染めるとかで何とかなるし。
つーか、たかが"契約"の関係で素を見せるほど安く売ってねぇし」



っ!!



伊織「…もしかして空、お前言ってなかったのかよ?」



空「あぁ。言い忘れてた」



忘れてた!?



絶対嘘だよな。ふざけてんのか



…てか、契約って、、、



紫月「!!
もしかして話したんですか!?」



空「…守秘義務。話してねーよ」



ほっ…



よかった。