凪「…それでやっと見つけられたってことか」



伊織「…でも、おかしくないか?
初めて会ったのは6月の始めだろ??
なんで10月になった今日まで会いに来なかったんだ?」



知華「えっ?6月??
そんなに早くから見つけていたんですか?」



神楽「ってことは知らされてないんだ。
知華は最近知らされたってこと?

…空、どうして??」



全員の目が一斉に俺へ向く。



はぁ…



空「隠してたのは本当だ。」



知華「っ!!どうして!」



空「勘違いするな。
確かに隠してはいたが名前を聞いただけで決めつけられられるわけがないだろ。
これでも仕事なんだ。
間違った情報を教えるわけにはいかない」



伊織「それにしても4ヶ月は長すぎるだろ。
下手ならまだしもお前はプロだ。
たった1人の情報にそんなに時間がかかるわけ無い」



まあ確かに。



でも、そんな質問予想内なんだよ



空「確かにそれは早く終わった。
だけど、紫月は族に入ってるんだ
それを教えればどうなるか、お前らにはわかるだろ?

だから紫月を観察していた。
知華のこと、親のことを話すかどうか。
でも紫月は話さなかった


だから諦めて文化祭なら一般人が来ても不思議じゃないし、文化祭で会うこととなるために時間を調節した。
それだけだ」



他にもあるが、こいつらに仕事内容を話すわけにはいかない。



きっとこれで納得するだろ?