彼方たちは顔を見合わせるが全員首を横に振った



伊織「紫月からは何も。
だから俺らも何も知らない」



凪「兄妹がいた事も今日初めて知った。」



彼方「自分のことは聞いたことないな。
せめて知ってるのは父親が警視総監だってことくらいだ」



…仲間とか言っといてそんだけしか知らねぇのかよ



呆れた。



あいつは今も助けを求めてるっつーのにな



知華「…そうですか。
今のことはよく知らないですけど、過去のことは私が知ってる限り全部お話します。」



本当に嫌な話ですが、これはもう過去のことですので。と前置きし、知華は話始めた。