向日葵「…で??」



予想はしていたのか、特に驚くことなく、もう一度問いかける。



円「……なんか、すごく大事なことを隠してない?」



琥珀「大事なこと…?」



なんだよそれ。



円「向日葵だけじゃなく、琥珀も陽向もそうだけど。

それら全てを向日葵は知ってるんだろ?」



全て??



俺らの隠し事?



……殺し屋のことか、、??



向日葵「…していて何か問題が?
俺はここのメンバーじゃない。」



…確かに、向日葵は既に青星を抜けている



円「…別に向日葵に問題はない。」



向日葵「…なら、琥珀と陽向には問題があると?
陽向は記憶を無くしているのに??」



円「今は無くしているだけだろ?
いずれは戻る。

それに、その隠し事は知っておく価値があると思うけど??」



向日葵「っ…!
ちょっと来い!!」



向日葵は俺に背を向けていて顔は見えないが、一瞬見えた瞳が苦しそうに見えた。



俺がそれに呆然としている間に、向日葵は円を引っ張って、この部屋を出ていっていた。