沙夏「やった!
じゃあ、チーム決めよう!!」



6人集まったことで、二つに分かれるためにジャンケンを始めた。



??「雪、嫌いなんだろ?」



バッ



雪合戦を始めようとする6人を眺めていると、後ろから声をかけられ、勢いよく振り返る。



…なんか、ここんところ背後取られることが多いな。



琥珀「…なんか用か。円」



背後にいたのは円。



円「あー…ちょっと聞きたいことがあってね。」



??「…雪嫌いなのはお前もだろ。円」



俺の隣へ立ち、陽向たちを眺める円に目を取られていると、また別の声がかかる



琥珀「向日葵…」



向日葵「雪の日は家から一歩も出ないくらい嫌いなお前が、わざわざ外に出てまで琥珀に聞きたいことって?」



え?そんなに!?



…つーか、ほんとよくそんな情報知ってるよな。



円「ははは…
今は別にそこまででもないさ。
確かに雪は嫌いだが、外に出ることくらいはするよ」



向日葵「…で?」



何を聞きに来た。といつもより1オクターブ低い声で問いかける



誤魔化すのは許さない。と



円「…琥珀には君のことを聞きに来たんだよ。陽向よりも、琥珀の方が親しそうだったからな」



琥珀「え、?」



向日葵のこと??



そんなん俺に聞かなくたって、本人がいるんだし…



……あぁ、でも向日葵だから話さないか。