星藍「あ!おかえり〜」



琳歌「へへっ!ただいま〜」



入ってきた私たちに微笑んでくる星くんに私も微笑み返してから、元の場所の騎士の隣に座る



琳歌「…あ、騎士。それちっちゃくない?大丈夫だった??」



渡す時、思わず近くにあったシャツを渡したから、サイズは見てなかった。



騎士「あ?…あぁ、大丈夫だ」



一瞬、また不機嫌そうな顔をしたけど、ちゃんと返事を返してくれた。



星藍「……琳歌。」



星くんの真剣な声に、私は微笑むのをやめ、星くんを見つめる



騎士「……理由、話せよ。
どうせ向日葵のことなんだろ」



それは、ひまちゃんのことだと確信していて聞いている。



琳歌「……うん。」



泣いちゃったし、誤魔化せるものじゃないから素直に頷く。



星藍「………話して?
俺たちはこのまま向日葵を見過ごすことは出来ない。」



永遠「僕たちに出来ることはないかもしれないけど、琳歌さん1人で抱え込まないでください!」



久遠「出来ることはなんでも力になりますよ?」



琳歌「星くん…とーくん…くーくん……。」



騎士「俺たちは何があっても向日葵の味方だから。
お前もそうだろ?琳歌」



琳歌「騎士……。うん。何があってもひまちゃんは私の心友だもん」



私は何があっても、ひまちゃんの味方。



ここにいる星くんも、とーくんもくーくんも。騎士も。



だからごめんね。私だけでは対処出来ないんだ



琳歌「…こーくんの二度目の記憶が無くなる前に、私がこーくんから聞いた話で、今となっては私だけしか知らない。


ひまちゃんの"過去"の話です」