うぅ…



とーくんたちの前でなくとか、子供かよ私!



はぁ…ほんと、最悪だぁ……



騎士に泣き顔見られたし、とーくんとくーくんの前で泣いちゃったし、星くんには迷惑かけるし…



琳歌「はあぁぁ…」



大きくため息をつく



永遠「ため息つくと幸せ逃げちゃいますよ?」



琳歌「うわっ!!」



突然目の前から声がして、思わず俯いていた顔も上げ、驚く。



久遠「はい。水です、飲んでください」



とーくんの後ろから歩いてきたくーくんは手にコップを持って、私に差し出す。



琳歌「うん。ありがとー

(ゴクッ)…いきなり泣いたりしてごめんね??びっくりしたでしょ?」



一口水を口に入れると、喉が潤う。



かなり泣いたから、体の中の水分が減っていたらしい



永遠「いえっ!吃驚はしましたけど、謝らなくていいですよ。」



久遠「泣きたい時に泣いた方がいいですからね!!」



2人とも笑顔でそう言ってくれて、また涙腺が緩みそうになる



琳歌「うん!ありがとう」



じゃ、戻ろっか。と飲み終わったコップを置いて、元の個室へと戻った



そこには、既に着替え終わった騎士もいて、騎士はまたワインを飲んでいた