永遠「そう!そうなんですよね!!
前から線引きされてるなぁーとは思ってたんですけど、それはすっごく細くて、簡単に飛び越えれるなぁって感じだったのに!

今じゃ、絶対無理ってくらい太くて、なんか別世界の人みたいに遠いんですよ。」



……永遠の例えは確かに正しい。



社長は、向日葵は必ず人と線引きをする。



それは、相手を信じていないとか信じているとかそういう問題じゃない。



その人にはここまで見せて大丈夫だという、自己防衛だ。



……初めて会った時、向日葵との間には目に見えるくらいの太さの線があった



でも、ずっと秘書をやっていると、気が付かないうちにどんどんと細くなっていっていた。



その線引きは向日葵にとっては無意識のものだったはずだ。



……けれど、最近は向日葵自身がわざと太い線引きをしている気がする。



いや、気がするんじゃない、そうしているんだ。



何故だかは俺にはわからない。



…でも、これだけは言える



騎士「このままじゃ、"全部壊れる"」



早く、何とかしねぇと