向日葵「…ああ。

俺はいったん帰るけど、お前らも夜勤はしすぎるなよ」



じゃあな。とデスクにあった茶封筒を持って、秘書室を出ていった。



永遠たちはそれを見送ると、キーボードを打っていた手をとめて中央のソファーに集まる。



俺もそれに手招きされて、双子とは向かいのソファーへ座った



久遠「…やっぱりおかしいよ。」



永遠「うんうん。どう考えてもおかしい」



騎士「……んなことは言ってもなぁ」



双子が言っているおかしいとは、勿論今来ていた社長のことで、最近はこうやって会議しているくらいだ。



永遠「だっておかしいじゃないですか。
今までだったら自分のも時間がなかったりしたら僕たちにも回ってきたのに。」



久遠「最近は全く僕たちを頼らなくなりましたよね。なんでも1人でやっちゃって、、」



永遠「…しかも、見ました?
社長、ここのところかすり傷や痣が増えましたよね??」



久遠「しかもしかも、本人は隠しているつもりだろうけど、痩せましたよね。
前だってどう考えても細かったのに、最近は痩せたというか、なんかやつれた?って感じでした。」



流石は双子、着眼点が同じなのかお互いに言ったことに頷きながら喋っている。



…まぁ、でも、確かに。



騎士「…痩せたよなぁ、、怪我も増えてるし。
それに、口数も減ったよな。
なんか太い線引きされたっていうか、なんていうか、、」