『全部!全部っ!!お前のせいだ!!』



『ーーのせいでっ!来蘭は死んだ!!
パパも!ママも!!全部っ!』



『…葵絆はお前を助けたから、!』



『お前のせいなのかよ!!?』



『……澄海を殺したのはお前なのか、?』



『兄ちゃんを返せっっ!!』



『ひよっ!ひよっ!!』



『母さん!!父さん!!』



『時雨っっっ!!!!』



『…お前、誰?』



『……誰だよ、あんた。』



『………死にたい、死なせてよ』



向日葵「うわぁぁぁぁ!!」



頭の中に直接響く"あの"声。



いくら耳を塞いでもずっと聞こえる声。



やめて、と叫んでも無駄でずっと繰り返される声。



向日葵「ごめんなさいごめんなさい」



ただただ謝ることしか出来ないと思い知らされる声。



…二度と許されることのない"罪"



向日葵「ごめんなさいっ、生きててごめんなさい!」



もう死にたいとしか思えない。



叶うなら、"自分"が死んでもいいから、命をかけてでも守りたかった"人たち"。



……結果はどうだ?



"自分が"守りたかった人たちに守られた。



死にたかったのに。



向日葵「どうして…!?

なんで"僕"を死なせてくれない!?」